━━━━━━━━━━*\200年の時を感じる音楽会~/*━━━━━━━━━━
200年前の音楽シーンにスポットを当てた演奏会を開催しています。それはロマン派の輝かしい時代。その当時作曲された作品や、その年に誕生した作曲家を取り上げます。200年の時を飛び越える音楽の旅、一緒に出かけませんか?

公式X(旧Twitter)@orchestra200jp https://x.com/orchestra200jp
演奏会情報 https://okesen.snacle.jp/performances/publist/5099
団員募集 https://okesen.snacle.jp/recruits/detail/5099

2022年07月03日 02:06


200年前は「手紙」で確実に気持ちを伝えていたことをラフ資料館で実感しました。

第5回「手紙」
 ~音楽家たちは心がつながっていた・・・

前回はラフの達筆さを手紙で紹介しました。
このラフ資料館には貴重な手紙もたくさん保存されています。
当時お金のなかったラフは、バーゼルでのリストの演奏を聴きに歩いて出かけた(1845年)という話があります。
それがきっかけにリストとの師弟関係が始まります。
もちろんこの資料館にはリストからの手紙が残っております。

そして、次に目が留まったのはクララ・シューマンからの手紙。
ラフはフランクフルトのホッホ音楽院の院長に就きます(1877年)。音楽院の品質向上に努めた時、クララ・シューマンを招聘しました。

当時の音楽家って繋がっていたのですね・・・。
最後にブラームスが登場します。ブラームスはシューマンと、そして彼の亡き後はクララとの友好が続いたことは有名ですが、彼はラフの逝去の後、ラフ夫人、そして娘さんを気遣う手紙を書いていました。

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F.リストがラフに宛てた手紙

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クララの手紙には、字の流れるような美しさを感じます

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ブラームスは1882年6月ラフ夫人を気遣う手紙を書いています。
シューマンそしてクララを大切にしたブラームスは同じようにラフと
家族を気遣いました。ブラームスのそんな人柄に触れることができました。












2022年06月26日 14:06

今日の関東地方は真っ青な夏空が広がっていますね。
そんな天気のよい日は外に!
と言いたいところですが、暑さは危険。
涼しい室内でお過ごし頂きたくラフ資料館の中をもう少しご紹介いたします。



第4回資料館の模様
 ~ラフの楽譜や手紙はなんと綺麗!!

前回は交響曲第3番「森の中で」の楽譜をご覧いただきました。何と綺麗に音符が並んでいること。今にも音楽が流れてくる感じです。
200年の時を超えて残る楽譜たちがこの資料館にはたくさんあります。
そしてラフの貴重な手紙も。音符だけでなくラフの字の美しさには驚くくらいです。


Raff_5交響曲第3番「森の中で」初版譜表紙

Raff_5_Renore交響曲第5番「レノーレ」初版譜表紙

Lettrer_Wiesbaden
ドイツ ヴィースバーデン時代に書かれた手紙

















2022年06月19日 22:06

第3回
~いよいよRaff Archiv(ラフ資料館)です。

プファール教会に暫し別れを告げチューリッヒ湖畔に戻ると、太陽が沈みつつあるチューリッヒ湖がまた違った輝きで迎えてくれました。
目の前にかわいらしい建物が現れます。そこが200年前ラフが生まれ育った家。今はJoachim Raff Archiveとして、ラフ協会の会長マーティさんがラーヘンの誇りであるラフが生きた証を、そして歴史と貴重な作品、様々な記録を守っています。

何をまずお見せしましょう? 案内をしてくれたのはラフ研究家のコルプさん。
もちろん、交響曲第3番「森の中で」の自筆譜をお願いしました。
Orchestra 200の記念すべき第1回のメインです。
ラフの几帳面な音符の姿をご覧ください。(写真一番下)

(次回 ラフ資料館の模様を続けます。)


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チューリッヒ湖畔に立つラフ生誕の家(現在 資料館)


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ラフの証 石碑が打ち込まれています

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ラフ資料館の中

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ラフの膨大な記録を紹介してくれたのはコルプさん

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交響曲第3番「森の中で」自筆譜










2022年06月10日 23:08


第2回
~Pfarrkirche(プファール教会)
チューリッヒ湖畔にあるLachen ラーヘンは小さな街。ラフ協会のMartyさんは
villageとも呼んでいます。
駅から歩いても5分、もう少し行くとすぐに湖畔という街の真ん中にこの教会が立って
いました。
二つの塔が晴天にそびえる立派な教会。中はきっと1822年の5月27日にラフが
生まれて間もなく洗礼を受けた時のまま。荘厳な祭壇の向かい側にあるパイプオルガン
の前にはラフが座って、今にも鍵盤に指をおろすかのような雰囲気すら感じました。


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晴天にそびえる二つの塔

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正面の木戸を開けると荘厳な祭壇が

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ラフも弾いた教会のパイプオルガン

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教会裏の庭に立つ小さなマリア像。緑の中で命の大切さを感じました。






2022年06月08日 21:48

ラフ協会Marty会長から日本の皆さんにもお便りが届きました!

5月26日ラーヘンにての生誕200年記念コンサートに続いて、
6月6日、ライプツィヒ ゲヴァントハウスにて同「Welt-Ende-Gericht-Neue Welt」
が演奏されました。(ライプツィヒ初演)
指揮:グレゴール・マイヤー(ゲヴァントハウス合唱団音楽監督)
演奏:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
合唱:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団

当日は拍手が鳴りやまず、ラジオ放送とCD化が決まった様子です。日本に届く日が
近いかもしれません。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウスではラフが自身で交響曲第3番を演奏しています。
ラフを想ってORCHESTRA200の奏でる第3番が聴けるまでもう少しです!
いや、一緒に演奏をしてみてはいかがですか!!

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