ORCHESTRA 200　～200年の時を感じる音楽会

「第九」の火を消してはいけないと釜石を訪ねたのは昨年１２月１７日、このブログでも「釜石第九」の最終公演を書きました。
公演から４か月、１３年経っても消えることはない津波の傷跡を訪ねながら「釜石第九」のお話を長年団長を務められた川向さんに伺いました。
「釜石第九」の起源は1977年、渡邊顕麿氏（釜石第九創設者）によります。これもご縁、マエストロも私も1981年にマーラー「千人」を歌った際の児童合唱団の創設者。私は「荒川第九」でもお世話になった凄い方だったのです。
４５年の「第九」に一旦区切りをつけた「釜石第九」。ベートーヴェンの人生、シラーの詩の意味、音楽の意味、それを自身の人生に同化させた「第九」を目指し続けたといいます。
特に忘れることができないのは2011年にも「第九」を演奏したこと。たくさんのものを失った中で釜石東中の全校生徒が未来を信じ「第九」を。その日は月命日。午後２時４６分のサイレン、祈りのように静寂の中から低弦による歓喜のメロディーが始まったという奇跡が起ったといいます。

私たちも、２００年目の「第九」は思いの詰まった「第九」にしましょう！！

2011.12.11 釜石高校第一体育館での「釜石第九」
釜石の第九 (youtube.com)

８月３日の公演は、地元の富士見市、ふじみ野市、三芳町の２市１町、ならびにそれぞれの教育委員会の後援を頂いておりましたが、今回さらに「オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京」の後援として行うことが決りました！
いっそう遣り甲斐が大きくなります！

これを記念して初演２００年の日、５月７日にはヴィーンからもこのブログで発信いたします。乞うご期待！！

富士見市音楽連盟の協力が決りましたが、まだまだ合唱団は募集中です！
そして子どもたちとも歌いたいな・・・。もっと男声！勝利の行進をご一緒に！！

５月１２日にはいよいよオーケストラもスタートします！弦楽器まだまだ募集中です！

つい先日のちょっと良い話・・・
深川不動尊の参道に創業の百年の和酒屋「折原商店」があります。
下町の人情溢れるお店には、参拝帰り、仕事帰りの人が行きかい、笑顔でいっぱいです。
石川県支援！と思いちょっと盃を傾けていたら、元気の良い若者４人が登場。
なにか音楽の香りを感じます・・・。大正解！　マエストロに、ビオラ、チェロ、トランペット。しかも私たちの「第九」公演のソリストを良くご存知とのこと！
百年目のお店で２００年目の「第九」の話で盛り上がりました。
ベートーヴェンの取り持つご縁に感謝！！

折原商店 | 角打ち（試飲）の楽しめる門前仲町の和酒（日本酒・果実酒）専門店・駄菓子・和雑貨・玩具 (orihara-net.co.jp)

４月６日コーラス２００の練習が始まりました。
本番のソリスト（ソプラノ）山田千尋さんの指導の下、第一声は小節記号Mのフロイデ　シェネル　ゲッテル　フンケン・・・！
少人数でも見事なハーモニーになりました。

今回後援を頂いている富士見市、ふじみ野市、三芳町からも強力なバックアップを頂き、引き続き合唱団員募集活動を繰り広げています。
富士見市の音楽連盟からは既に手を上げて頂き感謝です！！

Chorus200のホームページが出来上がりました！
https://orch200200200.wixsite.com/chorus200

　↓　写真はキラリ☆ふじみ横の桜並木（一昨日）

”第九”第４楽章の激しいレチタティーボを思わせるような・・・
また大きな地震が起きてしまいました。今度は台湾で。
尊い命を失われた方の御冥福をお祈りいたします。そして何とか一人でも多い方の無事をお祈りいたします。

思えば、東日本大震災の時も、熊本大地震の時も、能登半島地震の時もいつも日本人に寄り添って真っ先に支援をしてくれたのがお隣台湾、台湾の皆さんです。
何かできるのことはないか？思いが先にたってしまいます・・・。